2nd season “(sekai)seifuku” 2025.2.26〜
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(sekai)seifuku ——
子供時代、我々は周囲から決められた秩序を押し付けられる。大人には「教育を受けさせる義務」があるためだ。制服とは押し付けられる秩序の象徴でもある。
秩序の中で満足できない子供にとって、自由とは「与えられた枠組みの中で反発できること」であった。
しかし、大人になると、法が社会に存在するだけで、誰も枠組みを強制してはこない。
背後にどんな事情があろうと、どの環境に身を置いて生きるかは大抵自分の選択と見做されてしまう。
大人になったとき人は自由になるのではない、枠組みを失うのだ。
枠組みの中で反発することで自由の感覚を得ていた人間は、自由を感じたいがために、反発するべき相手として仮想敵を創り出す。
そして、自分の抱えるフラストレーションを、秩序を押し付けられている状態として認識してしまう。
しかし、税金が高くなっても、それは社会が一方的に押し付けているのではない。
自分はその社会の秩序を作り出す一端の存在なのである。
押し付けられた秩序に反発できる自由から、自分が生きる世界の秩序を自分で構築する自由に塗り替える。
それは、大人になって押しつけられる秩序を失ってこそ初めて手に入る「自分で選び、世界を創り上げる自由」である。
子供から大人になるイニシエーションの中で、自由の所在を移行することは、制服を脱ぎ、自分の世界を征服することだといえるのではないか。
破壊的価値創造
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